外壁塗装はどんな塗料を塗ったらいいの?
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外壁が汚れて傷んできたので、そろそろ外壁塗装をしたいと思っていても、実際どんな塗料を塗ったら良いのかわからない。そう悩んでいる方も多いと思います。
昔は、ペンキと言っても、ただの油性のペンキか水性ペンキを塗ってもらう程度でした。
しかし、現在では多くの種類とグレードがあります。よく使用される塗料に、アクリル塗料・ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素塗料・無機塗料があり、順に性能や耐用年数が高くなっていきます。
ウレタン塗料について
近年では、ウレタン塗料より高いグレードの塗料を使うケースがほとんどです。塗料の長い歴史の中でウレタン塗料が開発されると、塗料の耐久性は劇的に向上しました。今でも自動車用の塗料は、ウレタンを用いて塗装されています。それほどウレタン塗料には実績と信頼があるのです。
シリコン塗料について
しかし、現在の外壁塗装では、ウレタン塗料よりもシリコン塗料がスタンダードになってきました。それは、以前に比べシリコン塗料の使用量が増えてきたため、ウレタン塗料とシリコン塗料の価格帯が近づいてきたからです。確かにシリコン塗料の方が耐久性・汚染性にも優れており、コストパフォーマンスの一番優れた塗料になるため、弊社でもまずおすすめをするのはシリコン塗料です。
フッ素塗料について
また、シリコン塗料以上のグレードの話になりますが、フッ素塗料と無機塗料という商品があります。フッ素塗料の歴史もかれこれ30年以上になってきました。以前のフッ素塗料は、かなり高価なものでしたが、弱溶剤系や水性系のフッ素塗料も開発され、一般のご家庭でも選ばれるようになってきました。
無機塗料について
無機塗料は、現在グレードの1番高い塗料とされています。
無機質とは、ガラスやタイルなどの炭素を含まない物質のことを指し、半永久的にかたちあるものになります。また、塗料そのものは、炭素を含む有機物から構成されるため、有機物と無機物それぞれの良いところを長所とし、欠点を補っている塗料なのですが、まだまだ歴史の浅い塗料となるため、実際の耐久性などがどこまで優れているのかは未知数でもあります。
これらの他にも光触媒機能を持った塗料など様々な塗料がありますが、どれもかなり高価な塗料になります。弊社ではどちらの塗料の取り扱いもしておりますが、どの塗料でも基本的には次の塗り替え工事までの期間を長くできるものとはあまり考えておりません。また、10年以上の耐久性は確かですが、そこからどれくらいの耐用年数があるのかは保証できません。なぜなら、どの塗料も発売してまだ20年以上経過していないからです。
より良い塗料を使うことはいいことですが、過剰に広告している塗料は正直怪しいと感じています。そのため、インターネットの情報は、話半分、下手すると嘘だと思って受け止めてください。
そして、どんな良い塗料でも施工する塗装業者がちゃんとした施工をしなければ、意味がありません。塗装業者がしっかりとした施工をすれば、シリコン塗料でもかなり保ちます。
まずは信頼のできる塗装業者へ相談をすると良いでしょう。
外壁のことでお困りのことがございましたら、お気軽に外壁塗装のプロへご相談ください。